購入 掌中の小宇宙 貝殻に蟹 達磨大師 根付 銘:光玉

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商品の説明銘:光玉 寶明齋と號し玉寶齋龍珍の門人。江戸期安政四年生まれ。彫銘、光玉。細密な彫刻や、目を惹く意匠は初見で惹きつける力はあれど飽きやすく、得もいえぬ妙(たえ)な曖昧さは、飽くことなく、いつまでも楽しませる。この根付は一見すると貝殻に蟹が歩く姿が見えますが、違う見方をすると、達磨の横顔にも見えてきます。作者の意図を訊くことは叶いませんが、全体のシルエットや手足のない身体の部分、そして何よりも、平らなところに置くと、起き上がり小法師のように、ゆらゆらと揺れるように作られていて、丁度江戸の後期に、起き上がり小法師は、起き上がり達磨に変化して大流行していたことからも、意図された巧妙な技巧に思います。(この根付は起き上がりはしませんが)江戸時代の嘉永年間の頃には、疱瘡除けのまじないとして大衆に歓迎され、寝てもすぐ起き上がるので、病気が直ぐに治ると人々の口から口へ伝わって、全国に知られるようになったそうです。掌の中で、一つの姿が、見方で変わるという作者の凝った技巧は、飽きることなく引き込んでくる宇宙のようです。裏返せばヤドカリの姿にもなり、根付の真髄である、どの角度から眺めても生き物のように美しく仕上げることが達せられています。線刻銘も非常に美しく彫られ、作者の落ち着きと自負を感じさせます。木製(水に沈むので黒檀などの高級な木材です)で漆塗りです。一部欠けがあり、長辺は約4.8cmです。木目の輪を貝殻の円弧に合わせるような造りも、材料選びのところから考えているように思われます。一見地味ではありますが、味わい深く、掌の中で転がしながら楽しめる逸品です。ご購入に際しては、写真の根付をお送りいたします。ご自身の審美眼と目利きで、責任を持ってご判断くださいませ。騙し絵の作品では能面師である出目右満の「天狗と達磨」が非常に素晴らしいもので、一つの根付で上下入れ替えると違う顔になります。トロンプ・ルイユルビンの壺寄せ絵文字騙し絵商品の情報カテゴリーホビー・楽器・アート > 美術品・アンティーク・コレクション > 工芸品 > 漆芸・漆器 > その他商品の状態傷や汚れあり発送元の地域神奈川県

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