商品の説明趣味で古時計修理しています。今回の出品は明治26年製造　愛知時計8吋八角です。現存する愛知時計で最古。地板に177.30と水野時計から継続した製造番号が刻印されています。もっと古い（番号の少ない）時計があれば値下げします。愛知時計に合併して間もない時計だと思います。水野時計と愛知時計をつなぐ貴重な時計です。水野時計で製造し愛知時計のラベルを貼って引き渡していたのでしょう。水野時計40.30を参考にするとよくわかります。ケースも同形です。（写真15）【水野時計の特徴】地板は角カド、ガンギ車支えは細い腕と砲弾型のリベット止め、8.7mmの大型ナット、地板から持ち上げ式の撞木、地板張出の中心より上に空けられた打ち方3番車のホゾ孔、ボン台に刻印なし、地板に〇〇.30と刻印。風車下に切り込み無し。製造番号のない愛知時計はムーブメントの設計が異なり愛知時計独自の生産が始まったからでしょう。（それでもラベルに〇Sは残った）ムーブメントは塩酸で錆を落としワイヤーブラシと真鍮ブラシで磨き、ホゾ孔を小さくし、ゼンマイを磨きました。打ち方、時方の1番車ホゾ孔も小さくしています。ケースは重曹と水拭きできれいです。縦約48㎝、横約31㎝。文字盤枠はネジ穴補修しコピー文字盤です。風防ガラスはゆらゆらガラス、振子窓ガラスは割れていますがオリジナル。振子はオリジナルだと思いますが鍵は他社のものかと思います。7日以上稼働します。時代考証は「TIMEKEEPER古時計どっとコム」を参考にしました。説明に誤りがありましたらご容赦ください。参考に【MIZUNO時計について】542番はOEM生産していた水野時計ですが、明治30年代（？）に入ってMIZUNO時計が登場する。初期のMIZUNO時計は、角カド、砲弾型リベット止め、細腕ガンギ車受け、8.7ｍｍナットと、水野時計の特徴を受け継いでいる。しかし製造番号なし、打ち方3番車の孔は地板張出の中央、風車下に切り込み、撞木槌は真鍮に変更、文字盤にMIZUNO、ラベルはロゴ無し模様のみ。30年代なかばになるとリベット止も弾丸型になり水野時計の特徴は無くなり、ラベルはマーク入りMIZUNOになったようだ。商品の情報カテゴリー家具・インテリア > インテリア小物 > インテリア時計 > 掛時計・柱時計商品の状態傷や汚れあり発送元の地域北海道